生物・化学兵器への対処法

Jアラートが鳴った時点では、どのようなミサイルが撃ち込まれるのか(通常ミサイル、核弾頭、化学兵器、生物兵器)、まったく予想がつきません。そのため、警報がなった段階では、まず核ミサイルを想定して、地下などに避難します。

しかし、、、

ニュースで「生物・化学兵器が使用された」などの報道があったとき
建物の外で人が倒れ始めるのが見えたとき

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サリンなど、何らかの生物兵器か化学兵器が使われたことを想定して、以下の行動をとりましょう。火事の煙は目に見えますが、有毒ガスは目に見えません。目がチカチカする、気分が悪い、咳こむなどの症状で判断します。

 

1.屋外にいた場合

口と鼻をハンカチなどで覆う

ハンカチがなければ、服の袖や裾などで、口と鼻を覆います

高層階のあるビルの、できるだけ上層階に避難する

密閉度の高いコンクリート製のビルなどに避難し、できるだけ上層階に移動します。木造家屋は、避難先として不向きです。

サリンなどの毒ガスは空気よりも重たいため、下に下がっていきます。Jアラートが鳴った時点では、「核ミサイル」を想定して地下へ避難しましたが、化学兵器が使われたことがわかった時点で、上層階へ避難します。

風下を避けて、爆心地からできるだけ離れること

ニュースなどで、化学兵器が使われた場所を特定し、自分が現在どこにいるのか、着弾地点は自分から風上なのか、風下なのかを落ち着いて考えます。

避難できる高いビルなどがなければ、風下を避けて、できるだけ爆心地から離れましょう。

 

汚染地域から建物に入ったら、着ていた服を脱いでビニール袋に入れる

汚染地域から建物の中に入った場合は、入口で、一番上に来ていた上着などを脱ぎ、ビニール袋に入れて密閉します。デパートなどの商業ビルに避難すれば、商品の衣服やビニールなどを提供してもらえる可能性が高そうです。

(企業は、大規模災害などの非常時に際しては、国民の救護・救援に協力することが求められています。一般企業においても、非常時にはできる限り必要な物資を提供しあうなどして、自社社員のみならず、周辺住民や避難者の救護に協力する必要があります)

 

2.屋内にいた場合

上層階へ、急いで移動!

地下鉄や地下街に避難していた場合は、ニュースなどで化学兵器が使われたことがわかった時点で、急いで上層階への移動を開始してください!

ただし、核シェルターとして造られた地下室(完全に密閉されており、放射能や毒ガスを除去する空気ろ過装置があること)に避難していた場合は、一番安全な場所にいるわけですから、そこから移動せず、少なくとも爆発から24時間はシェルター内にとどまってください。

※日本の地下鉄や地下街は、放射能に対するろ過装置はないため、爆風と熱線は防げても、毒ガスを防ぐことはできません。すぐに上層階に移動してください。

1~2階にいた場合も、可能な限り上層階への移動をしてください。

 

口と鼻をハンカチなどで覆う

ハンカチがなければ、服の袖や裾などで、口と鼻を覆います

最近はデパートや駅のトイレに、手指を乾燥させる送風器が備え付けられている場合が多いので、ハンカチを持ち歩かない人が増えていますが、テロに備えて普段からハンカチやミニタオルを常に持ち歩くようにしましょう。

 

3.自宅(一般的な住宅)にいた場合

窓に目張りをする

窓があいていたら閉め、窓にガムテープなどで目張りをして、室内を密閉します。

換気扇を閉め、換気扇の周囲もビニールなどをかぶせてガムテープで固定し、密閉します。

 

汚染地域から帰ってきた人を室内に入れるときの注意点

外から屋内に逃げてきた人を迎え入れるときは、玄関を臨時の「クリーンルーム」にしましょう。いったん玄関で上着など、空気に触れていた一番外側の服を脱いでもらい、ビニール袋に入れて密閉します。(服をすべて脱ぐ必要はなく、外気に露出していた服だけで十分です)

服を脱ぐ時に、汚染された衣服が肌につかないように気をつけます。かぶりものなど、脱ぐのが難しい場合は、はさみで服を切って脱ぎます。

風呂の残り湯などを使い、石鹸で、手や顔など、露出していた部分をよく洗ってもらいます。放射能は、水と石鹸で落ちます。

髪を洗う時は、コンディショナー(リンス)は使わないでください。リンスは、放射能を定着させる働きがあります。

服を着替えて洗浄が終わったら、他の人がいる部屋に入ってもらいます。

 

 

やってはいけないこと!

火事とは逆!逃げる時、姿勢を低くしてはいけない

火事の時には、有毒な煙は上にいき、酸素は下にいくため、姿勢を低くして這うように逃げますが、化学兵器はまったく逆で、有毒ガスは下に下がります。したがって、低い姿勢をとると有毒ガスを吸ってしまいます。