普段の食卓を災害時にも ~ローリング・ストック法~

ローリング・ストックとは?

ローリング・ストック(循環備蓄)とは、「日常的に食べて買い足す」ことを繰り返し、普段食べている食材を多めに買って、非常食として備えることです。

味噌、醤油、みりん、砂糖などの調味料や、乾麺、パスタ、米などの主食、海藻、豆などの乾燥食品、日常的に使う缶詰、スープなど、常に古いものから普段の食事に使い、使ったらすぐに買い足します。

この方法であれば、普段から食べ慣れているものが、発災直後の災害時の食卓に並ぶので、ストレスも少なくなります。

これからローリング・ストック法で備蓄を始める方は、いつも1個買っているものを、2個買うようにして、常に多めに食糧品や消耗品がストックされている状態をつくりましょう。

日本気象協会HPより

 

食材だけでなく、生活用品も

トイレットペーパー、ティッシュペーパー、乾電池、使い捨てカイロ、食品用ラップ、アルミホイル、石鹸などの生活用品も、「新しく買ったものを使う」のではなく、普段からの備蓄の中から新しいものを使うようにしましょう。

 

発災後の在宅避難はローリング・ストックで乗り切る!

大地震や核ミサイル着弾などで、避難所ではなく在宅避難を余儀なくされた場合は、1週間程度は自宅にある食料で乗り切る必要があります。

(1)最初の1~2日間

最初の1~2日間は、冷蔵庫の中の食品(保存のきかない豆腐や納豆、肉・魚、冷凍食品)を食べてしのぎます。火が使えるようであれば、肉や魚などの生ものに火を通して1日目に食べます。

普段から日持ちのする野菜(根菜類、イモ類)や、火を通さずに食べられる野菜(生野菜、人参、大根、トマトなど)、を常にストックしておくとよいですね。

(2)3日目くらいまで

2~3日目までは、冷蔵庫の野菜、パンなどを中心に食べていきます。さらに、ローリング・ストックしている食品も計画的に使いましょう。

(3)3日目以降

生鮮食品がなくなったら、ローリングストック法で備蓄した食料と併用して、いわゆる「非常食」を使うようにします。

この方法であれば、最初の数日間は非常食に手をつけずに済むので、より長期間、在宅避難が可能になります。

ミサイルによる武力攻撃などでは、すぐに救援物資や自衛隊などの救援がくるとは限りませんので、できるだけ自力で長期間、食料をつなぐことができるよう、普段から循環式備蓄(ローリングストック法)で備えておきましょう。

 

<内閣府HPより>

非常食の備蓄だけでなく冷蔵庫なども活用し、1週間の食料を備えよう

大災害発生時、公的な支援物資はすぐに届かないかもしれません。コンビニなどのお店にも人が殺到し、すぐに商品が無くなるかもしれません。そのため、ご家庭で非常食等の防災グッズを備える事はとても重要です。

これまで、備蓄は3日分あれば十分と言われていましたが、「1週間以上」の備蓄が望ましいとの指摘もあります。

1週間分と言われると急にハードルが上がるように思いがちですが、非常食だけに捉われるのではなく冷蔵庫の中をはじめ台所まわりに目を移せば、1週間分の備蓄となる可能性があるはずです。

例えば、普段からちょっと多めに食材を買い置きしておけば、最初の3日間は冷蔵庫の中のものを食べてしのげそうです。冷凍庫に普段からご飯や食パン、野菜、冷凍食品等が入っている家庭も少なくないでしょう。

次の3日間は、いつもローリングストックしている食材でまかないます。

非常食というと「気が付いたら消費期限が大幅に過ぎていて全て廃棄した」といった失敗が起こりがちです。ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法。この方法なら普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事を採ることができるはずです。

それ以降は、乾物や発酵食品などの保存食やインスタントヌードル、フリーズドライ食品、チョコレートなどで乗り切る。さらに、調理方法(レシピ)もストックしておけば、「おいしい食の備え」が出来上がります。

内閣府:防災情報ページより