普段から持ち歩く防災用品

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災害はいつやってくるかわかりません。備蓄・防災用品は以下の3パターンを想定して、3種類の準備をしておきましょう。

  1. 自宅(会社)での備蓄
  2. 非常持ち出し袋(リュック型)
  3. 通勤・通学中にも、帰宅難民になった場合に備えて、必要な物を携帯しておく

通勤・通学や、ちょっと遠出をする時に、まさか防災リュックを背負っていくわけにはいきません。普段の持ち歩き用には、カバンの中に入れてもかさばらない程度の分量に厳選しましょう。

 

「有事」には、危機管理意識を持って日常生活を送ろう

地震は、ある日突然やってきますが、武力攻撃などは突然始まることは、まずありません。必ず国際情勢の悪化など、何らかの予兆があります。

普段のニュースをしっかり見ていれば、戦争の危機が迫っていることは、多くの国民が事前に察知することができます。また、火山の噴火なども、直前に予兆がある場合が多いので、予測をたてることが可能です。

  • 日本への武力攻撃のリスクが高まっている
  • 北朝鮮がミサイルを発射する兆候がある
  • 火山性微動が増加し、近隣の火山が噴火するかもしれない
  • 群発地震が増加している

など、何らかの災害が迫っていることが予測できたら、普段の生活のモードを「有事」に切り換えていきましょう。

 

「武力攻撃が始まりそうだ」と思ったら・・・

普段、おしゃれなミニスカートにショルダーバッグひとつ、高めのヒールを履いて出かける方も、「どうやら戦争が始まりそうだ」「北朝鮮からミサイルが発射されるかもしれない」というニュースを、よく聞くようになったら、いつ何が起こってもしっかり自分の身を守れるように、出かける時の服装も、平時から「有事」へと切り換えましょう。

ずっと続くわけではありません。危機が去って、もとの平安な状態に戻るまでの期間だけで大丈夫です。

 

  • 通勤はズボンにスニーカーなど、歩きやすい服装(靴)で

非常事態が起きて電車が止まれば、帰宅難民になってしまいます。長時間歩けるように、通勤時だけでもズボンにスニーカーなど、歩きやすい服装を心がけましょう。

  • 長すぎるスカート、短すぎるスカートは避ける

長すぎるスカートは、いざという時に裾(すそ)が何かに挟まったり、踏まれて転倒する危険があります。また、帰宅難民になって外で夜を明かさなければならない時に、どこでも寝られるように、短すぎるスカートも避けたほうが無難です。

  • 大きめのバッグ

通勤用のバッグは少し大きめのものにし(ザックも可)、帰宅難民グッズ(後述)を持ち歩きましょう。

  • しばらくは通勤通学時に飲み物を携帯する

水筒やペットボトルで、常に飲み物を持ち歩きましょう。東日本大震災の際には、首都圏だけでも515万人もの帰宅難民が発生し、自動販売機やコンビニの飲み物は、あっという間に売り切れてしまいました。武力衝突の危険が非常に高い期間は、毎朝、最寄りの駅でペットボトルの飲料を買って行くと安心です。できれば、ジュースやコーヒーなどの甘い飲み物ではなく、水やお茶などがよいでしょう。

2011年の東日本大震災では大量の帰宅難民が発生した(写真は新宿駅にて)

<外出時に持ち歩く防災用品>

  • スマホの充電器(できるだけ大容量のもの)

災害時には、いったい何が起きたのか、正確な情報を収集することが一番大切になります。そのために、できるだけ長い時間、スマホから情報収集ができるように、大容量の充電器を持ち歩きましょう。少し重たいかもしれませんが、「正確な情報」があなたの生命を守るかもしれません。

※充電器は、使ったら必ず自宅でしっかりフル充電しておきましょう。

  • 携帯ラジオ

スマホは家族と連絡をとりあったり、マップで現在位置を確認したりと、意外とどんどん電気を消耗してしまいます。災害時の正確な情報収集は、ラジオが一番役に立ちます。

オーソドックスな電池式ラジオの場合は、予備の電池も持ち歩きましょう。

防災用に開発された「手回し式」の多機能ラジオは、電池がなくなってもハンドルを回すと発電します。電波が届く限り、いつまでも情報を得ることができます。(ただし、ハンドルをある程度の速度で数分間回すので、多少の根気は必要)

ラジオだけではなく、懐中電灯、ブザー、携帯充電器と、1台何役も兼ねたタイプが販売されており、小型軽量化されているのでとても便利です。 

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  • ハンカチ(またはタオルハンカチ)

サリンなどの化学兵器や生物兵器が使用された場合は、ハンカチで口と鼻を覆い、逃げなければなりません。普段ハンカチを持ち歩かない人も、リスクの高いこの期間だけでも、ハンカチまたはタオルハンカチを携帯しましょう。(どうしてもハンカチがない場合は、長袖であれば服の袖で口と鼻を覆います)

  • 長袖の上着、羽織り物

真夏であっても、長袖の羽織り物を1枚、持ち歩いてください。核ミサイルが落下した場合、できるだけ肌の露出を少なくすることが必要になります。可能であれば、熱を吸収しないように、できるだけ白っぽい上着がベストです。

男性は夏でも背広や長袖シャツを着用するケースが多いので、それで十分ですが、女性の場合は、冷房対策も兼ねて、コンパクトにたためるカーディガンなどを1枚、カバンにしのばせておきましょう。

  • 震災時帰宅支援マップ、住宅地図

いざという時、歩いて帰れますか?

「震災時帰宅支援マップ」は、帰宅難民になった時に、自宅まで歩いて帰るために作られた地図。2017年現在は首都圏版しか発行されていないようですが、他社の「住宅地図」のコンパクト版でも十分です。

非常時には、火災が発生していればその地域を避けなければなりませんし、ビル街の下など、危険な場所も迂回して歩く必要があります。普段通い慣れた場所であっても、いつもと様相が異なってくるものです。コンパクトな手帖サイズなので、家族全員が1人1冊持ち歩くとよいでしょう。

スマホの地図アプリもありますが、スマホは情報収集や家族と連絡をとりあうことを優先とし、地図はアナログのものを活用して、できるだけスマホの電池消耗を防ぎましょう。

  • トイレポンチョ

帰宅難民になると、一番困るのがトイレです。特に女性の場合は、どこでも用を足すわけにいかないので、頭からすっぽりかぶるトイレポンチョを1枚、持ち歩くと安心です。雨が振れば、レインコートとしても使えます。
 

  • 飲み物(ペットボトルの水やお茶)
  • 衛生用品(除菌ウェットティッシュ、さらさらパウダーシート)
  • 携帯食料(機能性食品、カロリー補給できるもの)
  • 絆創膏(靴ずれ用にも)、頭痛薬、痛み止め、持病の薬
  • 携帯用の小さなはさみ(コンパクトにたためるタイプ。ひもなどを切断する時に役立つ)
  • ビニール袋(レジ袋などを小さくたたんで携帯する)

 

  • 透明なビニール袋(45リットル)1枚

大きくて透明で丈夫なビニール袋を1枚、バッグのポケットなどに入れておきます。火災や有毒ガスが発生した時に、新鮮な空気を入れて頭からすっぽりかぶって逃げれば、ガスマスクの代用品になります。(避難時に頭からかぶるので、白や半透明のものでは前が見えません)