核シェルターのしくみ

核シェルターは、戦争・テロ、地震、竜巻、津波などの大規模災害に備える目的で造られます。

災害のうち、最も過酷なものが、核爆発です。最悪の災害である「核爆発」に耐え得るシェルターを造っておけば、それより小規模な災害(竜巻や津波)に耐えるのは容易である――という考えのもとに、最悪の事態を想定して核シェルターは建設されます。

核爆発がもたらす影響

  • 爆発の衝撃
  • 爆風
  • 熱、火
  • 放射線

なぜシェルターの多くは地下に造られるのか?

地下は、爆発の衝撃波、爆風、放射線、熱、火のの影響をあまり受けません。

材料は、鉄筋とコンクリートです、土とコンクリートの遮蔽力を利用します。

 

決め手は「空気清浄機」!

第二次大戦時の「防空壕」と現代の核シェルターの、もっとも大きな違いは、空気清浄機です。核ミサイルや化学兵器が使用されると、外気は一時的に放射能や毒物に汚染されてしまうため、少なくとも着弾後24時間は、清浄な空気が供給されている密閉された空間(=シェルター)にとどまっている必要があります。

株式会社シェルターの簡易シェルター(空気ろ過装置)

公式サイト http://shelter-no1.com

スイス製(株式会社シェルター)
ドイツ製
イスラエル製(株式会社シェルター)

ATLAS(カリフォルニア州)の空気ろ過装置

ATLAS公式サイト http://www.atlassurvivalshelters.com

「アトラス」の空気ろ過装置

熱と衝撃から守り、水の浸入を防ぐドア

核シェルターと外部を隔てる「ドア」は、爆発の熱と衝撃にも破壊されず、シェルターが水没しても水が浸入しないようシェルターを密閉するものであること。

 

津波の避難先としても使える核シェルター

しっかり密閉され、清浄な空気が供給される核シェルターは、津波の避難先としても活用できます。先の東日本大震災では、東北沿岸を高さ10m以上の大津波が襲い、2万人近い犠牲者を出しました。

足の悪い高齢者や、小さな子供など、走って高台に逃げることができない人や、4階以上の津波避難ビルを一気に駆け上がることができないような人でも、もし地面に核シェルターがあれば、水が来る前にそこに避難してハッチを閉めれば、助かります。

水が引くまでの数日間、シェルター内で生存できるだけの水と食糧を備蓄しておき、瓦礫に閉じ込められても、内部から発信装置を使って生存を知らせたり、瓦礫を押し上げるジャッキがついたタイプもあります。

※下図:ATLASの埋め込み型シェルター。日本国内ではアンカーハウジングが取り扱っている

ATLASの地下埋め込み型シェルター
(画像:ATLAS公式サイトより)