ミサイル着弾の瞬間!どうすればよいか

Jアラートが鳴らずに、またはJアラートに気がつかず、突然、大きな爆発が起きることもあります。

空がものすごい閃光(せんこう)で光ったのを感じたら、次には衝撃波がやってきます。その光の方向は絶対に見ないようにして、頭を保護し、地面に伏せてください。

たとえ無防備な状態で外にいたとしても、壊滅的な被害を受けるのは、着弾地点から2~3キロの範囲内と言われています(原爆クラスの場合)。第一波をまずは生き抜きましょう。

 

頭を保護して地面に伏せる

核爆発の直後は、爆風(竜巻のような突風)が襲いかかります。危険なのは、この爆風そのものではなく、爆風によって吹き飛ばされた家屋、ガラス、自動車、樹木などの直撃を受けることです。

したがって、とっさにコンクリートの陰に隠れたり、地面に伏せたり、道路脇の排水溝に飛び込めた人は、助かる確率が非常に高くなります。

火の玉を見ないこと!

失明の危険性があるので、閃光(せんこう)や火の玉を絶対に見ないように。

 

目を耳を保護し、口を半開きに

爆発の瞬間は、耳をおさえて、口は開けます。口を開けるのは、鼓膜が破れるのを防ぐためです。

着弾地点から離れていた場合

Jアラートが正常に機能していれば、着弾後には、着弾地点について、Jアラートが続報を流します。屋外スピーカーが損壊していなければ、行政防災無線で「ミサイルが●●地方に落下しました」と情報が流れます。

あなたが今いる場所から離れた地点に落下した場合は、身の回りでそれほどの被害は出ていないかもしれません。

テレビ、ラジオ、スマホなどで、正確な落下地点などの情報を収集し、近くに落ちた場合は放射性落下物や化学兵器の可能性が残っていますので、火災が発生した場合を除いて、外には出ずにそのまま建物内にとどまります。

 

爆心地を見に行かないこと!

着弾地点から離れていて、自分の身の回りで大きな被害がなかった場合にも、興味本位で着弾地点を見に行ってはいけません。長崎型原爆レベルの核ミサイルが使われた場合、爆心地から3キロ以内では放射線が高くなっており、被ばくの危険があります。

また、爆心地から離れていても、放射性降下物(いわゆる「死の灰」)が降ってきたり、爆発の上昇気流によって高い放射能を含んだ雨が降る可能性があります。これらの被ばくを避けるためにも、最低49時間は屋内にとどまりましょう。

 

武力攻撃は何回も続く

ミサイル攻撃は1回で終わるとは限らず、次から次へと、第2波、第3波の攻撃が続く可能性もあります。情報を収集しながら、安全な状態になったと確認できるまでは、引き続き、地下や頑丈な建物への避難を継続しましょう。

 

スマホやラジオが使えなくなる場合

核ミサイルが高高度で爆発した場合は、電磁波パルスが発生し、パソコン、スマホなどの電子機器が一切使えなくなります。電気、水道、ガスなど一切のインフラも止まりますので、たとえ目に見える被害がなくても、情報を収集することもできなくなります。

Jアラートが鳴り、上空で核爆発のような大きな爆発が感じられた場合は、この「高高度爆発」の可能性があります。

情報が入らないことにより、流言やデマなども発生しやすくなります。

また、最初に高高度爆発を起こして、電子機器を破壊した後に、地上へのミサイル爆撃が行われるケースもあり得ます。この場合は、2回目以降の攻撃ではJアラートも警報もなりません。電子機器に頼らず、想像力と勘を頼りに、周囲の人たちと助け合って生き抜くことになります。

最初に高高度爆発がおきて、インフラが止まった場合は、政府の発表があるまでは武力攻撃が連続して続くことを想定し、むやみに移動せずに身の安全を確保しましょう。

 

自宅に戻ろうと、焦って移動するのは危険

すぐに自宅に帰りたい、家族の安否を確認したいという気持ちになるのは当然ですが、自宅への移動を始めるのは、周囲が安全な状況になってから十分です。

何らかの事情で移動しなければならないときは、いつまたミサイル攻撃があるかわからないので、周囲の状況に十分注意しながら移動します。ビルの下はガラスや外壁が落下する危険があるので、上にも注意を払いながら、落下物のない場所を歩きます。

家族と、非常時の行動について、普段から話し合っておきましょう。